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【映画感想】デジモンぼくらのウォーゲーム!は全体主義風刺映画だ

どうも、うんp(@kamibuku6)です。「デジモンアドベンチャーぼくらのウォーゲーム!」を初めてみたのは僕が幼稚園くらいの頃だったかな?

 

友達の家族と一緒に映画館で鑑賞したんだけど、当時の感想は「オメガモンかっけぇ」と「ディアボロモン怖い」の2つだけ。

 

それから18年後、YouTubeにてぼくらのウォーゲーム!が期間限定で無料で見れる(2018年3月16日~4月16日まで バンダイ公式チャンネルで)と知り、さっそく観てみました。

 

・・・・・え?こんな映画だったけ? 

 

今回は「デジモンアドベンチャーぼくらのウォーゲーム!」の僕なりの感想を書いていこうと思います。&以下ネタバレ注意

 

 

 

 

1.ザックリとした内容

この映画を知らない人に超ザックリとした内容を書いときますね。

 

(アニメ版デジモンアドベンチャーでの)冒険を終えた選ばれし子供たちは平和な日常を送っていた。 

そんななか、光子郎(テントモンのパートナー)がネット上に新種のデジモンを発見。

それを見て、なぜか焦りだす光子郎。ノーパソを持って太一(アグモンのパートナー)の家へ。

太一に「どうやらこのデジモンはネット上のデータを食べて成長しているらしい」

「データを食べられるとあらゆるコンピューターが暴走(現実世界が大混乱しちゃう)してしまう」ということを伝える。

選ばれし子供たちとパートナーデジモンで一緒に協力して新種デジモンを倒そう!という流れに。

だけど、中学校受験、喧嘩中で連絡が取れない、友達の誕生日会、、etcなど彼等にもそれぞれ事情があり予定が合わない。

準備不足ながらも集まった4人の選ばれし子供たち&デジモンで戦うことになるが、ディアボロモン(新種デジモンの最終進化系)に負けてしまう。

それをパソコンで観戦していた世界中の子供たちから「勝てそうだったの何してんだ!」「また負けちゃったの()」など負けた事を中傷するメールが届く。

そんななか、ディアボロモンはアメリカの軍事基地に潜り込んで核ミサイルを誤射させてしまう。

ちなみに、この核ミサイルは地球全体を射程圏内に収めており目的地は不明(←ここ重要)。

このままだと自分たちも被害を受けてしまうと恐れた世界中の子供たちから「なんとか敵を倒して!」 「あなた達しかあの怪獣を倒せない」「頑張ってお願い」と手のひらを返したメールが太一達のもとに大量に届く

核ミサイルを防ぐため太一とヤマト(ガブモンのパートナー)でディアボロモンをもう一度倒すぞ!

世界中の子供たちから送られてくる大量のメールをディアボロモンに転送して動きが鈍くなった所にとどめをさす。

めでたしめでたし

 

2.ゾッとした所

 

2.1 倒そうとする決断が早い

新種のデジモンがデータを食べて成長すると判明→ぶっ倒そうぜ!までの展開が早すぎる。

 

現実世界に悪影響を与えるから倒さなくちゃ!でも罪の無いデジモンを痛めつけるのは、、、、、」みたいな葛藤があっても良いんじゃないか?

 

僕たち人間が肉や魚を食べているのと同様、データを食べる生き物がいたって良いじゃないか!!データを食べるという個性があるだけで殺すのは可哀そう

 

肉、魚を食べる→正

データを食べる→悪

そして、それを疑わない子供たち 

 

という構造が本当に怖かった。

 

2.2 そもそも「死」を恐れていなかった?

ディアボロモンは声を出して話さないし、顔も能面で表情が読み取れない。だから、劇中終盤で主人公たちにボコられてる時の気持ちを読み取りにくい。

 

「殺されるのは嫌」という考えはあくまで「僕の当たり前」であって他者には当てはまらない。

「データを食べるという個性があるだけで殺すのは可哀そう」と先ほど述べたが、この発言自体が一般常識というレンズの色眼鏡で見ていたものだった。

 

あらゆる個性を認め、自分と違うという理由で迫害しないぞ!と映画序盤で思っていたが、カウンターパンチをくらった

 

劇中でディアボロモンは進化途中のデジモンに奇襲攻撃、成熟期から究極体に繰り上がって進化など常識では考えられない行動を多々する。

この描写は「あなたの常識はみんなの常識ではありませんよ」っていう意味合いがあったんではないかな

 

おわりに

拙い文章ですみませんでした。

映画の感想に正解は無いと思ってます。よろしければ皆さんの感想をブログのコメント、twitter(@kamibuku6)でお聞かせてください。

Twitterのフォローボタン設置の仕方分からん(泣)